読書日和

読んだ本のこと。ときどき、邦画の感想とブログライターの記事も。



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「海に落とした名前」 多和田葉子

2007-09-04-Tue
海に落とした名前海に落とした名前
(2006/11/29)
多和田 葉子

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NYから東京に向かう飛行機が不時着。
生き延びたと思ったのも束の間、「わたし」はすべての記憶を失っていた。
手がかりは、ポケットの中のレシートの束だけ。
スーパー、本屋、カフェ、ロシア式サウナ…。熱心に過去を探る謎の兄妹が現れて
「わたし」の存在はますます遠のいてゆく。
表題作ほか全四篇、待望の最新短篇集。〜amazonより〜

キレイな表紙に惹かれて図書館で借りてきた1冊。てっきり恋愛小説かと
思っていたら、ミステリーの要素を含んだ不思議な作品でした。
表題作以外の3作品が私には難解だったので星1つ。

「海に落とした名前」は、自分に関する情報を失くしてしまった女性のお話です。
唯一の手がかりは、ポケットに入っていたレシート。彼女が自分のことを
思い出そうとすればするほど、それはよりあやふやになっていきます。

そんな彼女を熱心に世話する兄妹が現れて、彼女の過去を探ろうとします。
しかし彼女は彼らを信じていいのかすら分かりません。
過去の自分を取り戻すべきなのか、現在の自分を受け入れるべきなのか。
最後には、そもそも自分とは何者なのかを考えさせられました。

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