読書日和

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「日曜日たち」 吉田修一

2007-08-24-Fri
日曜日たち日曜日たち
(2003/08/26)
吉田 修一

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ありふれた「日曜日」。
だが、5人の若者にとっては、特別な日曜日だった。
都会の喧騒と鬱屈した毎日の中で、疲れながら、もがきながらも生きていく男女の
姿を描いた5つのストーリー。そしてそれぞれの過去をつなぐ不思議な兄弟。
ふたりに秘められた真実とは。絡みあい交錯しあう、連作短編集の傑作。
〜amazonaより〜

東京で暮らす男女の日曜日が5編収められています。
会社をクビになった男が、日曜日ごとに部屋を訪れていた恋人のことを思い出す
「日曜日のエレベーター」。
恋人の暴力に耐えかねたOLが、自立支援センターに足を運ぶまでを描いた
「日曜日たち」。
どの話にも、主人公が日曜日という"現在"に、かつて自分が関わった人との
"過去"を回想するという共通点があります。

そのどの"過去"にも登場する幼い兄弟がいます。
「日曜日の新郎たち」の健吾は、家出してきた兄弟に寿司をおごってやる、
といった感じに。そして最後の「日曜日たち」で、その兄弟がどんな事情を抱えて
ふたりきりでいるのか、という謎が明らかになります。

このように無関係そうに見える人たちに接点(この本では兄弟)を持たせるような
手法が私は好きです。人と人とのつながりを感じるからです。個々のつながりは
限られていますが、何らかの接点を通してつながっている人はたくさんいて、
そう考えると日常のちょっとした出来事も意味を持つような気がします。

COMMENT



2007-08-25-Sat-21:58
juneさん、こんばんは!
連作短編集で、ここがつながっていたのか!
と気が付く瞬間が好きです☆
最近では劇団ひとりさんの「陰日向に咲く」
がとてもよかったです。

2007-08-24-Fri-23:56
それぞれの短編の後ろに、もう一つの兄弟の物語があったんだ・・というのが、すごくよかったと思います。

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