読書日和読んだ本のこと。ときどき、邦画の感想とブログライターの記事も。 |
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「しょっぱいドライブ」 大道珠貴
2007-07-20-Fri
第128回芥川賞受賞作☆
海沿いにある小さな町を舞台に、34歳の実穂と60代前半の男性九十九さんの
微妙な恋愛関係を、語り手である実穂の視点から描く。
このほか、中学2年生の不登校の少女と26歳の相撲取りという不思議な
組み合わせのカップルを描いた「富士額」、若い女性同士の密着感のある奇妙な
主従関係をつづった「タンポポと流星」を収録した短編集。〜amazonより〜
実穂は定職にも就かず、60過ぎの妻子ある男・九十九さんとデートを重ねて
います。これだけだとなんだか実穂に計算がありそうに思えてしまうのですが、
実穂もまた、ちょっと社会からはみ出たようなところがあって、
このふたりの浮世離れしたふわふわした状態が不思議な作品でした。
実穂と九十九さんのデートは、九十九さんの運転する車に乗って生まれ故郷の
潮の匂いの漂う町のドライブ。初め、海が近いところからタイトルに「しょっぱい」が
ついているのかと思ったのですが、どうも『イケてない』という意味のようです。
イケてないふたりの冴えないデート・・・。なのに、暗さばかりではありません。
自分の居場所を求める実穂と、自分なりに人生の最後に恋をしようとする
九十九さんの打算と切なさが丁寧に描かれています。
そこには悲しいユーモアが漂っていて、妙に後を引く読後感でした。
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海沿いにある小さな町を舞台に、34歳の実穂と60代前半の男性九十九さんの
微妙な恋愛関係を、語り手である実穂の視点から描く。
このほか、中学2年生の不登校の少女と26歳の相撲取りという不思議な
組み合わせのカップルを描いた「富士額」、若い女性同士の密着感のある奇妙な
主従関係をつづった「タンポポと流星」を収録した短編集。〜amazonより〜
実穂は定職にも就かず、60過ぎの妻子ある男・九十九さんとデートを重ねて
います。これだけだとなんだか実穂に計算がありそうに思えてしまうのですが、
実穂もまた、ちょっと社会からはみ出たようなところがあって、
このふたりの浮世離れしたふわふわした状態が不思議な作品でした。
実穂と九十九さんのデートは、九十九さんの運転する車に乗って生まれ故郷の
潮の匂いの漂う町のドライブ。初め、海が近いところからタイトルに「しょっぱい」が
ついているのかと思ったのですが、どうも『イケてない』という意味のようです。
イケてないふたりの冴えないデート・・・。なのに、暗さばかりではありません。
自分の居場所を求める実穂と、自分なりに人生の最後に恋をしようとする
九十九さんの打算と切なさが丁寧に描かれています。
そこには悲しいユーモアが漂っていて、妙に後を引く読後感でした。



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