読書日和

読んだ本のこと。ときどき、邦画の感想とブログライターの記事も。



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「イサクのジョーク」 銀色夏生

2007-07-02-Mon
イサクのジョーク (角川文庫)イサクのジョーク (角川文庫)
(2004/08)
銀色 夏生

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銀色夏生のリリカルノヴェル!
オレたちは知っている。
どんなにかたよりなくいきあたりばったりでその場かぎりであっても、
愛や恋や仲間たちと共にすごすよろこび。〜amazonより〜

主人公・イサク。
けっこう格好よくてクールだけど、ピュアでどこかひょうひょうとした男の子。
銀色夏生さんはこういう男の子を書くのがとてもうまいです。

高校卒業間近のイサクの日々が描かれています。
イサクを取り巻く人々には、不良っぽいパスカル、お人よしのタカオ、
学校一の美人ユリ子、中学生に見える大学生いちこがいて、
それぞれが恋や将来について悩んでいます。

ほんとうに淡々と進んでいく日常。
ドラマチックなことが起こるわけではないのに、交わされる会話やところどころに
ある詩のような文章から、ふと考えさせられます。

私が一番考えさせられたのは、「先のことは、わからない。」というのがイサクの
考え方でした。イサクは一見、流されるように暮らしています。でも、そんな日々も
いいと思わせてくれます。流されたっていつかどこかに辿り着きます。
そこが意外と居心地が良いところだったりもするのかもしれません。

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