読書日和

読んだ本のこと。ときどき、邦画の感想とブログライターの記事も。



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「インストール」 綿矢りさ

2008-04-08-Tue
インストールインストール
(2001/11)
綿矢 りさ

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突然、学校生活から脱落することを決めた高校生・朝子。
ゴミ捨て場で知り合ったクールな小学生かずよしに誘われて、
チャット風俗で一儲けすることに。押入れのコンピューターから覗いた
「オトナの世界」とは?文芸賞受賞作。〜amazonより〜

みんなと同じことをしていることに疑問をもった女子高生・朝子。
学校に行くことを辞め、部屋の中の物を全部捨てることに決めた朝子は、
マンションのゴミ捨て場で出会った小学生・かずよしから
インターネットを使ったアルバイトの話をもちかけられ・・・というストーリー。

まず初めの1ページ目で、「あ、新しい」と思いました。
独特な文章のリズムや表現の仕方が新鮮で、とにかく読むのが楽しくて、
あっという間に読んでしまいました。
史上最年少の17歳での文藝賞受賞として話題になった作品ですが、
この"新しさ"に与えられた賞なんだろうなぁと思います。

インターネットやチャットといった現代的な要素が描かれていることが
よくメディアなどで取り上げられていましたが、物語の核にあるのは
17歳という子どもでも大人でもない微妙な年齢に感じる気持ちで、
それを素直に表現している作品だと思いました。

「生身の人間に会いたい」と感じた朝子が、これからどんな人間関係を
築いていくのかをつい想像してしまうのでした。

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