読書日和

読んだ本のこと。ときどき、邦画の感想とブログライターの記事も。



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「けもの道」 小川内初枝

2008-02-25-Mon
けもの道けもの道
(2004/10/25)
小川内 初枝

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義理の兄妹でありながら長い恋人同士の多磨美と敏雄。
倦怠しつつも依存する二人に甦る過去。業の深さが日常になった関係を
印象深いラストと凝縮した描写で綴る表題作ほか1編を収録。
第18回太宰治賞受賞後、初の作品集。〜amazonより〜

表題作の「けもの道」は、義理の兄弟である多磨美と敏雄の物語。
ふたりは再婚した両親のそれぞれの連れ子として出会い、恋人関係に
なります。やがてそんな関係が両親にばれて、多磨美は家を出ることに
なるが、ふたりの関係は続き・・・というストーリー。

ストーリーだけをみると、生理的に受けつけない方もいるかもしれません。
私も得意なタイプの話ではありませんが、なぜかどろどろした感じは
しなかったんです。とても雰囲気のある作品でした。
"暗い・重たい"というよりは"静か・だるい"というか。。。

それに決してふたりの恋愛模様を描きたかったのではないと思うんです。
それよりも、普通に見える家族の裏側にも様々な影が在ることや、
腐れ縁や惰性は果たして愛情なのかということについて
考えさせられました。

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