読書日和読んだ本のこと。ときどき、邦画の感想とブログライターの記事も。 |
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『さくらん』
2007-09-05-Wed
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舞台は江戸の吉原。
遊郭「玉菊屋」に連れて来られた少女が「きよ葉」と名づけられ、成長して吉原でも
トップの花魁「日暮」となるまでを描く。
金魚や花がふんだんに使われ、時代劇とは思えない遊び心に満ちたビジュアル
が物語にぴたりと合っている。〜amazonより〜
演出家・蜷川幸雄さんの娘で、写真家の蜷川実花さんの初監督作品。
原作は漫画「ハッピーマニア」で有名な安野モヨコさん、音楽は椎名林檎さん、
と女性の才能が終結した作品です。
主人公のきよ葉を演じたのは土屋アンナさん。ものすごい美貌の持ち主なのに、
ハスキーボイスで言う「てめぇの人生、てめぇで咲かす」のような台詞が
とても似合っていました。きよ葉は気に入らない同僚には跳び蹴りをくらわしたり
常に強気ですが、恋をした途端に女の子になってしまい、そんなギャップが
可愛いかったです。
菅野美穂さん、木村佳乃さんの大胆なシーンや、この人も出てたんだ!という
豪華なキャスティングも有り。
そして何よりも色遣いがすごいっ

着物、障子、金魚、桜、どれも本当に美しくて素晴らしかったです。
「海に落とした名前」 多和田葉子
2007-09-04-Tue
![]() | 海に落とした名前 (2006/11/29) 多和田 葉子 商品詳細を見る ![]() |
NYから東京に向かう飛行機が不時着。
生き延びたと思ったのも束の間、「わたし」はすべての記憶を失っていた。
手がかりは、ポケットの中のレシートの束だけ。
スーパー、本屋、カフェ、ロシア式サウナ…。熱心に過去を探る謎の兄妹が現れて
「わたし」の存在はますます遠のいてゆく。
表題作ほか全四篇、待望の最新短篇集。〜amazonより〜
キレイな表紙に惹かれて図書館で借りてきた1冊。てっきり恋愛小説かと
思っていたら、ミステリーの要素を含んだ不思議な作品でした。
表題作以外の3作品が私には難解だったので星1つ。
「海に落とした名前」は、自分に関する情報を失くしてしまった女性のお話です。
唯一の手がかりは、ポケットに入っていたレシート。彼女が自分のことを
思い出そうとすればするほど、それはよりあやふやになっていきます。
そんな彼女を熱心に世話する兄妹が現れて、彼女の過去を探ろうとします。
しかし彼女は彼らを信じていいのかすら分かりません。
過去の自分を取り戻すべきなのか、現在の自分を受け入れるべきなのか。
最後には、そもそも自分とは何者なのかを考えさせられました。





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