読書日和

読んだ本のこと。ときどき、邦画の感想とブログライターの記事も。




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「オアシス」 生田紗代

2007-07-17-Tue
近所の本屋さんが移転することになりました。
えっ!と思ったのもつかの間、場所はちょっとだけ遠くなりますが
売り場面積が2.5倍になるとのことで、今からわくわくしています

オアシスオアシス
(2003/11/22)
生田 紗代

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家事放棄の“粗大ゴミ”=母・君枝とパラサイトされている姉、そして私。
女三人、奇妙な家族の行方は?第40回文芸賞受賞作。〜amazonより〜

主人公は21才のフリーター・芽衣子。父の単身赴任をきっかけに家事を放棄して
一日中家にこもっている母親と、OLの姉と3人で暮らしています。
"自転車の盗難問題"と"お母さんのこと"が交互に語られていきます。

母親らしいことをしないのに母親らしい発言から抜け出せない母、
自分の母親を粗大ゴミ扱いする娘たちが初めは好きになれませんでしたが、
そんな母になんか構っていられない、でも気になってしまう・・・という思いを
とてもさっぱりと書いていて読後感はなかなか良かったです。

芽衣子がなくした自転車を見つけるために貼り紙までしてしまうあたりは、
なぜそんなに固執するのか、母親への諦めと関係しているのかいないのか
曖昧な部分が多かったですが、芽衣子が持っているエネルギーみたいなものを
感じたような気がします。

ひとことで言うと、最近よく書かれている「何も起きない家族小説」です。
それを退屈に感じさせなかった、生田さんのテンポの良い会話と文章。。
他の作品も読んでみようと思いました。
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