読書日和読んだ本のこと。ときどき、邦画の感想とブログライターの記事も。 |
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「流れ星が消えないうちに」 橋本紡
2007-07-12-Thu
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高校時代から付き合っていた恋人・加地君が、自分の知らない女の子と旅先の
事故で死んでから1年半。奈緒子は加地の親友だった巧と新しい恋をし、
ようやく「日常」を取り戻しつつあった。
ただひとつ、玄関でしか眠れなくなってしまったことを除いては―。
深い悲しみの後に訪れる静かな愛と赦しの物語。〜amazonより〜
奈緒子にとっては恋人だった加地君。巧にとっては親友だった加地君。
そんな加地君が旅先での事故で亡くなってから1年半。
奈緒子と巧の視点で交互に話が進むため、ふたりともに感情移入してしまいます。
奈緒子と巧が付き合うということは、ますます加地君のことが忘れられなくなると
いうこと。お互いに加地君のことを忘れていないことを知りながら、加地君の話を
することもできない。そんな不安定な関係を見守るような気持ちで読みました。
奈緒子の不安定さを表すのが、奈緒子が玄関でしか眠れないという現実で、
泣いたり何かに頼ったりするよりもつらさがじわりと伝わってきました。
そんなふたりが、加地君のことを忘れるのではなく、思い出を大事に抱えながら
前に進んでいこうと決めるまでが丁寧に書かれています。
私的には、加地君と奈緒子が付き合うきっかけとなったプラネタリウムでの
エピソードがとても好きでした。



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