読書日和読んだ本のこと。ときどき、邦画の感想とブログライターの記事も。 |
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「100回泣くこと」 中村航
2007-07-29-Sun
![]() | 100回泣くこと (2005/10) 中村 航 商品詳細を見る ![]() |
交際3年。求婚済み。年の差なし。ここが世界の頂点だと思っていた。
こんな生活がずっと続くんだと思っていた―。精緻にしてキュート。
清冽で伸びやか。いま最注目、野間文芸新人賞作家が放つ恋愛長編。
〜amazonより〜
付き合って3年の彼女にプロポーズをした僕に、彼女は1年間結婚の練習をしよう、
と言いました。いつまでも続くと思っていたその幸福な生活は、
彼女の病気によって・・・というストーリー。
前半のふたりの生活がとても素敵なものでした。
前向きで真面目な生活が清々しいんです。3ヶ月に1度の反省会もかわいらしく、
繰り返される日常を大切にしているのが伝わりました。
愛する人を失うストーリーはたくさんありますが、この本の特徴は全体的に
僕と彼女の生活感のある日常が書かれていることです。キレイすぎるエピソード
ではなく、出会いから別れ、その後の僕の生活が淡々と書かれています。
病気や死が出てくるお話は、それが本当に必要だったのかを考えてしまう
クセがあるのですが、これはタイトルとラストが良かったですし、
愛する人のために何ができるか?を問いかけている作品なんだと思いました。
「はじまりの空」 楡井亜木子
2007-06-18-Mon
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岡崎真菜、高校2年生。
姉の結婚相手に紹介されたその兄、小林蓮の存在が心の内を占め、戸惑う。
小さな画廊で先輩の元妻に使われている、結婚しそこなった中年なのに―。
一生に一度の恋に身を焦がす少女の視点で、17歳と34歳の恋を鮮烈に描く。
〜ブックカバーより〜
『神様に励まされ、こわごわ未知の恋へ踏み出していく真菜を、
応援せずにはいられない』
という小川洋子さんの推薦文に惹かれて手に取った本です。
高校生の女の子が、姉の結婚相手のお兄さんに恋をするというストーリー。
これだけ聞くとべたな恋愛小説を想像してしまいますが、真菜と蓮さんの
キャラクターがとても素敵なため、素直に「恋愛っていいな」と思えます。
最近、ちょっとひねくれていたりやたらと大人びている高校生が主人公の作品が
多い気がする中、真菜は自分が子どもであることをきちんとわかっていて、
そのうえで大人に憧れたり悩んだりする姿にとても共感が持てました。
真菜と一定の距離をおこうとする蓮さんに対して、私も真菜と同じように
「どうしてなんだろう?」と思ってしまいはがゆかったのですが、
ところどころで蓮さんも真菜のことを可愛いと思っているけど自制しているのかな
と思えるところがあって切なくなりました。
途中で舞台がフランスになるところ、真菜の彼氏がいいひとすぎたところ
(普通ならやきもちを妬いて邪魔してきたりします)が、印象的な小説でした。





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