読書日和

読んだ本のこと。ときどき、邦画の感想とブログライターの記事も。




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「ラッシュライフ」 伊坂幸太郎

2007-10-16-Tue
ラッシュライフ (新潮ミステリー倶楽部)ラッシュライフ (新潮ミステリー倶楽部)
(2002/07)
伊坂 幸太郎

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並走する四つの物語、交錯する十以上の人生、その果てに待つ意外な未来。
不思議な人物、機知に富む会話、先の読めない展開。
巧緻な騙し絵のごとき現代の寓話の幕が、今あがる。〜amazonより〜

泥棒を生業とする男・黒澤。神に憧れる青年・河原崎。
不倫中の女性カウンセラー・京子。
職を失い家族に見捨てられた男・豊田。
同じ街仙台にいながら、まったく異なる人生を歩んでいるそれぞれの人間が送る
"何か特別な日"が1つにつながっていくストーリーで、そのつながり方が
なんとも見事!で、☆5つにしました。

豊田が郵便局強盗に入ったとき、なぜ郵便局員が一目散に逃げたのか。
京子の携帯に電話をかけた男は誰だったのか。
それぞれの物語に張られている伏線は、その物語だけ読むとナゾなんですが、
別の物語でナゾが解けて納得したり、この人とこの人が繋がっていたのかと
気が付く場面がいくつもあって、とにかく一気読みでした。

ミステリーはあまり読まない私ですが、伊坂さんの作品はふと読みたくなります。
犯罪の内容よりも、人間がそこに至るまでの思いや、人間くさく懸命に生きている
人達を温かく描いているからだと思います。
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